九州、福岡を拠点に、以前は建築を中心とした住宅設計をしていましたが、SF、ファンタジー小説が好きな私が2012年から三部作で刊行されたスチームパンク冒険活劇小説「リヴァイアサン」、続いてチャイナ・ミエヴィルの「ペルリード・ストリート・ステーション」の二冊の強烈な出会いにより、書物や作品集などを探し回り、気が付けばアクセサリー創作を始め、オブジェも作りました。
元々自分の中にある嗜好は、1 9世紀後半、20世紀初頭のアールヌーボー、アールデコ、急速に近代化した産業遺産、廃墟、工場、プラントにとても惹きつけられるのは、「ブレード・ランナー」や大友克洋の「AKIRA」や士郎正宗、押井守の「攻殻機動隊」の持つサイバーパンクにどっぷりと浸っていた所に、歴史改変ものとして蒸気機関が高度に発展したスチームパンクにどっぷりはまっています。
著名な建築物より、ウォーターフロントの工場、倉庫群に惹きつけられて止まないです。
建築物の仕上がりはアンティークな素材感、レトロデザイン、風雨にさらされた金属、ガラス、木材も創作意欲に惹きつけてやまないものがあります。
今あげたようなデザインをインテリアコーディネート、アクセサリーの販売と活動しています。
下の写真はPinterestからお借りしています。
【装飾機関オブジェ】
古びた真鍮、ステンレスを主な素材で作った装飾機関建築のオブジェです。ステンレス製の試験管立て、真鍮の扇風機の羽根、真鍮の消化器がオブジェを貫いています。
タワー状になっている部分の表面に仕上げ材として使っている木材は、福岡県糸島市の海岸で風雨にさらされて良い表情になっているものを使用しています。
又、ステンレスの試験管立ての中には、実際試験管を立てて並べています。
■企画創作の重点■
重点は、使う素材です。創作に使用する素材の質感が、レトロでアンティーク、使い古された味わい、素朴であること。
真鍮のくすんだ輝きには目を奪われます。
装飾機関意匠企画創作室